1-1.押すべき局面
麻雀には押すべき局面がいくつかある。
また、「押してもよい」局面もいくつかある。
ひとつは、「親は全ツッパ!」でも紹介したように、親番時がそれにある。
親で和了することができれば、子での和了時に比べて1.5倍の打点があり、さらに、もう一度親番をプレイすることが可能だからだ。
例えば、オーラス時、和了トップ条件かつ、他家に和了られた場合はまくられる、という状況ならば、
誰の目にも押すべき局面だということは明白だろう。
ほかにも、東一局、子の先制リーチに対して、両面の跳満聴牌をしたら、
たいていの人が、追っかけリーチをするだろう。
では、押すべき局面、押してもよい局面はなにを基準にするべきだろうか。
それは以下の4要素だ。
・相手が親か子か
・点棒状況
・シャンテン数/待ちの形
・手牌の打点
特に気を付けねばならないのは、上ふたつの要素、
「相手が親か子か」「点棒状況」
だ。
詳しくは、「喧嘩を売る相手は選ぼう」でも解説するが、
基本的にはやはり親には逆らわないのが賢い選択だ。
親リーに対して追っかけリーチなどで押すのは、非常に危険なのは言うまでもないだろう。
そして次に大切なのは点棒状況だ。
こちらもまた詳しくは、「点棒状況を常にチェックしよう」で説明するが、
点棒のない状況での無理押しは禁物だ。
あた、相手が子のリーチだからといって、
2シャンテンから押すというのは厳しいものがある。
せめて1シャンテン、できれば押す牌はリーチ宣言牌くらいにしたいものだ。
最後に、役牌のみの1000点、もしくは2000点の手牌で、
押すというのが馬鹿らしいのは、誰にだってわかるだろう。
安牌を切っているだけで聴牌をキープできるならまだしも、
無筋を強打してまで和了するような価値はない。
以上のように、押すべきか否かは、この4要素を複合的に参照して考えたい。