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弱小メンバーのガチンコフリー雀荘道中記 -第一回大阪府大阪市浪速区「アラジン」-
- 2017/11/21
- 弱小メンバーのフリー雀荘道中記
- サンマ, フリー雀荘, 三麻, 旅打ち

弱小メンバーのガチコンフリー雀荘道中記
こんにちは、土ノ本 華と申します。
 大阪南部のとある片田舎の雀荘で、三人打ちメンバーとして働くことはや3年。
 毎日毎日、常連客と鎬を削り合っております。
そんな僕が、心の平穏としていること……それは……
①読書
と
②他の雀荘へ遊びに行くこと
です。
読書はさてはて趣味と言えるものなのかどうかは、いったん置いておくこととして、
「ふだんから仕事で麻雀を打っているのに、
 よその雀荘へ遊びに行って楽しいものなの?」
という疑問はもっともなことだと思います。
 しかし、メンバーとして仕事で打つ麻雀と、
 客として遊びで打つ麻雀はまったくの別物!
 店内状況に気を取られることなく、
 他の客に気をつかうことなく、
 ただただ麻雀だけに集中できる! 
 そしてなにより、自分のやめたい時に、
 いつでもやめられるというのは、なによりもうれしいことに違いない。 
 という訳で、ふだんから暇を見つけては、
 ふらふらと他の雀荘様へ遊びに行っていたのですが、
 その道中記を、ここに書き連ねていこうかという次第。 
 店の雰囲気、メンバーの接客態度、客層はもちろんのこと、
 自分の収支に至るまで、書けるところは書けるだけ、
 つまびらかにしていこうと思いますので、どうぞ、お付き合いください。
■第一回 大阪府大阪市浪速区 「アラジン」
 今回は、大阪府大阪市浪速区難波中にお店を構える、
 「アラジン」さんにお邪魔してきました。
 卓数は5卓。まさしく、大阪でよく見る個人経営の雀荘、という感じ。
 清掃が行き届いていて、とても良い雰囲気。 
セットのお客さんも2組、フリーも立っていて、繁盛しているご様子。
 ソファに案内されたところ、どうやらいま立っている卓はピンしかないようで、
 とはいえ、別段、ピンくらいなら、そこまで怖がるようなレートでもなし。 
さて、ここでアラジンさんのゲームルールと、レートを紹介しておきます。
ゲーム代は、
ハーフが:1000円(トップ払い)で、
ピンは1500円(トップ払い)。
 完全先付フリテンツモナシ、七対子4枚づかいOKなど、一般的な関西サンマのルールですが、
 金5sが入っていて、これを使って和了ると、ご祝儀が付きます。(=300円/500円)
 それから、なんと沈み馬が△20で、トビ賞も△20という、
 ひとりトバしてマルAを獲れば、それだけで+60も入るルール設定。 
 さらに、華抜きではなく、北ポンルール。
 誰かが北を抜いた時に、手の中に北の対子があれば、
 それをポンして、挙句、「役牌・ドラ3」が付く、殴り合いルールです。
 これはなんとしてもトぶ訳にいはいかない。
 トべば、それだけで、8人からなる野口が飛んで行ってしまう……(ご祝儀を含めれば、諭吉が出ていく可能性も)。
 ちなみに、この日の僕の手持ちは4諭吉。
 このルールのピンで打つには、少し心もとないか。 
アイスブラックをぐいと飲み干して、いざ一回戦。
もともとツーメンで回っていた卓なので、僕とお客さんとメンバーひとりの面子構成。
 東場は、特につつがなくゲーム進行。満貫和了ったり、跳満和了ったり。
 そして南場の一局目、事件が起こったのです。 
点棒状況は以下の通り
南家(筆者):36000点
西家:29000点
 ここはとっとと親を流して、局を消化してしまいたい。
 そう思いながら、めくった13枚は、
 












 という好配牌。
  
 そして6巡目にはネックのカンチャンも埋め、以下の形
 











 
  
 (抜きドラ)
(抜きドラ)
 
 これはリーチしかないでしょ! 
 と思って、意気揚々とリーチ。が、悲劇は同巡内に起こります。
 そこに親が無筋を叩き切っての、追っかけリーチ。 
「しまった! 役あるんだし、ヤミテンでよかった!」
 と思っても、時すでに時間切れ。
 おそるおそる、壁牌に手を伸ばす。 
 指先の捉えた感覚は、朱塗りの
 僕の和了牌ではない。
 親の無筋である。 
「ロン」
親の容赦ないロン発声。せめて、跳満で止まってくれ!
が、現実は悲しいかな。
「ジッパンソク」
ぐへぇ。
親の倍満の威力は、ボクシングのアッパーのクリーンヒットに相当する。
 みるみる10000点台に転げ落ちた僕は、続く親の倍満ツモで、
 見事、お星さまになりましたとさ。 
……
…
 結果、その日は、6半荘打って、何もいいところがなく、20000円以上のマイナス。
 一度トップは取ったものの、マルBな上に、飛ばしを横取りされるという、片手落ち。
 ゲーム代がトップ払いなので、飛ばしとクビの両方を確保されると、トップが安い……。
 本当はもう少し打ちたかったものの、ツーメンでだらだらと相手してもらうのも悪いので、
 20000円溶けたところで、ラス半コール。
 帰り際、ソファに座って同卓していたメンバーさんとお話をしていると、
 どうやら、その方が店長さんだったようで、(※オーナーではない)
 しかもメンバー歴10年という、超ベテラン。そりゃあ強い訳だ。
 店長さんももうひとりのメンバーさんも、とても感じの良い方たちで、
 対局中も、終始朗らか。
 ただ、やはり、沈みウマ△20、トビ△20は少し大きく感じるもので、
 1.0というよりかは、1.5くらいのイメージの方がいいかもしれません。
 ちなみに、ハーフの場合は、基本的なルールは同じで、
 沈み△10のトビ△20という、トビで3500円からレート。
 ご祝儀も少し大きめの6000点分なので、こちらについても、0.7くらいのイメージ。
 遊びに行くときは、財布の中は、ほかのお店に行くときよりも、
 少し大きめに膨らませていくほうがいいでしょう。
以上、第一回「弱小メンバーのガチンコフリー雀荘道中記」でした。
今回の収支:▲23300円







