三人打ち麻雀って???

⑫点数を覚えよう!

 麻雀におけるもっとも複雑な要素――それは点数計算。
 詳しく説明する前に、まずは以下の表を見てみてください。

 これが四人麻雀における一般的な点数計算表です。
 仮にあなたがいかに和了ろうとも、その和了が何点かを申告しなければ点数はもらえません。

 しかし、四人麻雀の点数は、符計算だの、テンパネだの、様々なルールや法則があって非常にややこしいのは、表を見る通りです。

 一方、三人麻雀の場合は点数計算も非常にシンプルです。
 第一に、「その3、どうやったら勝ちなの?」でも説明したように、100点棒という細かい点数計算はなく、すべて1000点単位の大きさでやりとりされます。

 そしてこれが、三人麻雀の点数表です。
 1000→2000→4000→8000→……のように、ほとんどが翻数が増えるとともに倍々になっています。

 ところで、この「翻数」とはなんでしょうか。
 「翻数=ふぁんすう/はんすう」と読み、和了時の役に応じて与えられるものです。
 実は、「⑧役を覚えよう!」「⑨役を覚えよう!(2)」で、役を紹介する際にも紹介していましたが、リーチは1翻役、門前清自摸和も1翻役、対々和は2翻役……など、基本的にはその役の成立難易度に従って、設定されています。

 例えば、

 和了時の役がリーチだけなら「1翻」
 リーチ・平和ならば「2翻」
 さらに、リーチ・平和・タンヤオならば「3翻」となります

 それぞれ点数は、

 子=1000(1翻)・2000(2翻)・4000(3翻)
 親=2000(1翻)・3000(2翻)・6000(3翻)
 (※親の和了時の獲得点数は子の1.5倍)

 と、至ってシンプルです。

 「子の1翻=1000点」と覚えておくのがよいでしょう。
 すなわち、「子の2翻=2000点」、「子の3翻=4000点」、「親の3翻=6000点」という風に、計算も簡単です。

 なお、5翻以上には特別な上限が設けられており、例えば、子の6翻ならば、1000→2000→4000→……の法則にしたがって、32000点となるところですが、表を参照してみると、実際は12000点、となっています。

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