三人打ち麻雀って???

⑩ポンを覚えよう!

 麻雀は四面子一雀頭を目指して、和了に向かうゲームですが、
 三人麻雀においては、ひとりあたりに与えられたツモの回数は、わずか20回しかありません。
 そんな中、自力だけでは四面子一雀頭が完成しないケースも多々あります。

 そういう時に用いるのが、「ポン」と「チー」
 これは、他家の捨て牌を、自分のものにすることができる行為のことで、その総称を「鳴き」といいます。

 「ポン」は自分の対子と他家の捨てた牌で刻子を作ることで、
 「チー」は自分の搭子と他家の捨てた牌で順子を作ることです。

 対子とは、同じ二枚の牌のことで、
 搭子とは、連番の二枚の牌のことです。

 しかし、三人麻雀においては、「チー」は使用できませんので、当記事では「ポン」についてのみ解説していきます。

ポンの手順

 自分の手牌の中に、という風に同じ牌が対子である時、他家の誰かがを、その人の河に捨てたとします。

 この時、次のプレイヤーがツモるまでの間に、「ポン」と発声することで、そのを手に入れることができます。
 そして、自身の手牌の中からその対子を公開し、手に入れた牌と合わせて刻子にした後、卓の右側に並べます。
 その際に、どのプレイヤーからポンしたのかを明示するために、その内1枚を横向きにします。

 右側のプレイヤー(=下家)からポンした場合は、
 正面のプレイヤー(=対面)からポンした場合は、
 左側のプレイヤー(=上家)からポンした場合は、

 という風に、ポンした側の牌を横向きにします。

 そして、このままでは手牌は14枚なので、牌を1枚ツモった時と同様に、手牌から1枚打牌して、「ポン」が成立します。

 以下にポンの手順をまとめます。

  1. 他家の打牌に対してポンと発声(次の人がツモるまでに)
  2. 手牌から、ポン宣言牌と同一の対子を公開する
  3. ポン宣言牌を取ってきて、公開した二枚と合わせて刻子にし、卓の右側に並べる
  4. 自分の手牌から1枚打牌する
  5. ※③と④の手順が入れ替わる場合もある

 ポンは、他家の打牌を利用することで、
 自身の手牌進行を爆発的に加速させることができますが、
 ふたつのデメリットが存在します。

 ひとつは、ポンをした場合に、成立しなくなる役があること。
 これは、「⑨役を覚えよう(2)」でも説明したように、「門前限定役」が成立しなくなる、ということ。

 もうひとつは、一度ポンして、卓の右側に並べた牌は、それ以降、操作することができなくなります。
 これにより、手牌の柔軟性が低下してしまうのです。

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