三人打ち麻雀って???

⑪チョンボを覚えよう!

 麻雀にはいくつかの反則、禁じ手が存在します。
 将棋でいうところの二歩、打ち歩詰め、のようなものです。
 麻雀において、それらは主に「チョンボ」と言い、多くはペナルティが設けられています。

 本章では、特に三人麻雀のルールにフォーカスして、解説していきます。

誤ロン・誤ツモ

 その名の通り、誤ったロン・ツモのこと。
 錯ロン・錯ツモともいいます。

 という形で、本来の和了牌は、ですが、を誰かが捨てた時や、ツモってきた時に、思わず「ロン」「ツモ」と言ってしまった場合に適応されます。

 当然取り返しのつかないミスであり、多くは、その局中は和了ることを禁止され、また局終了後にペナルティが課せられます。

フリテン(ロン・ツモ)

 フリテンとは、和了牌を自分が捨ててしまっている状態を指します。
 これだけではなんの違反にもならないのですが、その状態で、ロン・ツモを行ってしまった場合には、「フリテンロン」「フリテンツモ」となり、誤ロンや誤ツモと同じくペナルティの対象となります。
 初心者のうちはやりがちな失敗なので、特に注意しましょう。

 また、和了牌が複数ある場合、その内の1枚でも河に捨てていてもフリテンになります。

 ルールによっては、「フリテンロン」「フリテンツモ」をチョンボとせず、和了を認める場合もありますが、ほとんどのルールではチョンボ扱いとなるので、よく覚えておきましょう。

片和了(役なし)

 「⑧役を覚えよう!」にて、現在の麻雀において役がない状態で和了ることはできない(=1翻縛り)と書きましたが、例えば、こんな手牌はどうでしょうか。

 が和了牌だった場合、「タンヤオ」という役がつく一方、が和了牌の時は、これは「ヤオチュー牌」なので、「タンヤオ」はつかず、役ナシとなります。

 このような、和了牌が二種類以上あって、役がついたりつかなかったりする和了のことを、「片和了」と呼びます。
 三人麻雀では、「片和了」を禁止としているルールがほとんどで、仮にが出てロンと言ってしまった場合、誤ロンとみなされます。

 ただし、「ツモ」ってきた場合は、のどちらでも、必ず門前清自摸和が成立するので、役ナシとはなりません。

 また、リーチを宣言している場合は、大前提としてリーチという役が成立しているので、のどちらでも和了が可能です。

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