よく麻雀漫画なんかで、決定打となる和了を宣言する時に、
山からツモってきた牌を、卓のフレームの部分に押し付けるような描写がされるが、
これを「引きヅモ」と呼ぶ。
漫画を読んだ読者が、ちょっとカッコよさそうと、感化されて真似をすることもあるかもしれないが、
これは立派なマナ悪行為なので、注意しよう。
特に、メンバーがやろうものなら、軽蔑の目を向けられても仕方ない。
引きヅモをすると、パチンという音がなり、
出している本人には爽快かもしれないが、同卓者からすれば不快でしかない。
また、卓のフレーム部分に牌を強く当てるため、ひび割れの原因にもなり、
百害あって一利なしとは、まさにこのことだろう。
そして、同じく「強打」もまた大変なマナー違反だ。
今でこそ卓マットの質が向上されて、マットの上に強打する程度では、
牌が傷ついたり、ひび割れたりすることはなくなったが、
牌をマットに打ち付けた拍子に、山が崩れたり、ともすれば他人の手牌が崩れることもある。
他にも、振りぬいた指が手が河を乱すこともあったりで、
こちらも引きヅモ同様、百害あって一利なし。
メンバーとして、牌の扱いは丁寧にするのは当たり前の話。
お客様が、強打・引きヅモしている場合は、優しく注意しよう。