2-4.収支は月間で捉えよう

2-4.収支は月間で捉えよう

 立ち番専門のメンバーとしてではなく雀荘に勤める場合、
 避けては通れないのは本走業務だ。
 嫌がろうが、好ましかろうが、決して避けては通れない道だろう。

 しかし、どんな腕前のメンバーであっても、負ける時は負ける。
 意気揚々と卓についたものの、バカヅキしている客がひたすら和了るのを眺めるばかりで、
 気が付けば、なすすべもなくトんでいた。
 5半荘が過ぎる頃には、すでに負け額は1万円を超していて、
 実質今日の給料はゼロ……ただ働き……
 なんてことも珍しくはない。

 だからといって決してふてくされながら麻雀を打ってはいけない。
 ひとつは、そもそも雀荘のメンバーとは接客業であり、
 不機嫌な態度で客に接するのは言語道断だ。
 今日は2万円負けているから強打や先ヅモが許される、なんてことはありえない。

 そしてもうひとつは、いじけた気持ちというのは、意外にも麻雀に反映されるのだ。

 陽気な気持ちで打った方が、好い牌が集まりやすい、だとか、
 沈んだ気持ちが牌に伝わって、流れが悪くなる、だとか、
 オカルトな話を持ち出そうという訳ではない。
 麻雀は、人間同士が打つゲームであり、その精神状態というのは案外、打牌のひとつひとつに現れる。
 自分では最善手のように見えていても、周りからすれば、意味不明な打牌だったりもする。

 負けが込んでいて、少しでもご祝儀が欲しいからとリーチ判断を間違えたり
 和了りたい気持ちが前に出すぎて、本来オリるべき局面を突っ張って、してはいけない放銃をしてしまったり
 焦る気持ちがミスを起こし、さらにミスがミスを呼び込む負のスパイラルに陥ってしまう。

 麻雀にとっての天敵は、なによりも集中力の欠如だ。
 負けが続くと、アツくなったりふてくされたりで、集中力を維持することが難しくなってしまう。

 麻雀の成績は、常に長期スパンで考えよう
 一日単位で見れば、大きくツイてる日まったくツカない日は、もちろん存在する。
 極端な例を挙げれば、1本だけ入った本走で役満を和了って、あとは一切麻雀を打たない日もあれば、
 その反対に、役満に放銃してトんだ半荘だけで終わる日もある。

 けれど、1000本麻雀を打てば、1回くらいはそんな半荘もあるだろう。
 少なくとも、ひと月単位でその浮き沈みを判断するべきだ。

 

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