
意外と知らない――「パッコロ」って??
麻雀をする上で、欠かせないもの……それはもちろん、牌と卓。それから点棒……。
そして、席順や取り出し場所を決めるのに使う、「サイコロ」。
昔は手で振るために、出目を自在に操り、それがイカサマの温床になっている……
なんて、漫画もありましたが、いまではすっかりスイッチひとつで回り出し、
人の手の及ばない領域になりました。
ふつう、サイコロといえば、一般的な6面ダイスをふたつ使って、
2~12の数字で、右二や左八という風に、初心者には覚えるのも一苦労の暗記項目ですが、
なんと中には、「東南西北」が印字されたサイコロもあったりします。
パッコロ? なんじゃそりゃ!?
それがパッコロ。言うなれば、正十二面体ダイスで、「東西南北」や「1~12」がプリントされています。
「こんなもの使わなくたって、ふつうのサイコロじゃ何がダメなの?」
という声もごもっとも。しかし、意外と便利なパッコロ。
特に、三人打ちの卓で、その効果を発揮します。
三人打ちでは、麻雀をするプレイヤーは三人でも、全自動卓の設定の関係で、多くの場合、壁牌が四つ準備されます。
それでは、親がサイコロを振り、例えば出目が7だったとして、
さて、じゃあどこから取り出そう。
四人打ちなら、当然対面。その法則は、自分を「1」とした時に、反時計回りには、2、3、4……
けれど、プレイヤーが三人しかいない場合、その法則に従った場合、なんと、自分が「7」にあたります。
(東家:1 南家:2 西家:3 東家:4 ……)
「あれ? じゃあどっちが正解なの?」
どちらの取り出し方も正解です。四人打ちの慣習で対面から取り出すのも、
三人打ち用の数え方で自山から取り出すのも、どちらも正しいのです。
みんながみんな、どちらかを支持していれば問題ないのですが、
フリー雀荘なんかでは、知らない人同士が同卓するのですから、
ある人は四人打ちの、ある人は三人打ちの……なんてことも珍しくなく、
そんなことでいちいち揉め事が起こるのも、店側としても本位ではなく、
この「パッコロ」を採用している店舗も多々あります。
パッコロの使い方
使い方は簡単、ふつうのサイコロと同じように、振るだけ。
1~12のサイコロの代わりに、ふつうの6面ダイスを用いる場合もあり、
「東の4」と出れば、自山から4つ目、「西の1」なら対面の山から1つ目……
と、出た目に従うだけで、初心者の方も、「みぎじゅ」や「さっぱ」なんて語呂合わせで暗記する必要もありません。
みなさんも、いちどお試しあれ!