三人打ち麻雀って???

⑱流局と連荘

 各プレイヤーが、四面子一雀頭の和了を目指して手牌を進めていくも、その局内に誰も和了を達成しえなかった場合が、麻雀にはよくあります。
 この時、その局は「流局」という状況になります。

 流局時に、聴牌(=あと一枚で和了という状態)しているプレイヤーは、自身の手牌を公開し、他プレイヤーに聴牌していることを確認してもらった上で、ノー聴(=聴牌していないこと)のプレイヤーから「聴牌料」をもらえます。

 例えば、AさんBさんCさんの三人の内、Aさんだけが聴牌していた場合、AさんはBさんとCさんから聴牌料をもらい、反対に、BさんとCさんのふたりが聴牌していた場合、ふたりはAさんからそれぞれ聴牌料をもらえます。

 この聴牌料の額は、基本的には1000点としている場合が多く、上例の前者の場合、AさんはBさんとCさんから1000点ずつ、合計2000点の収入があり、後者の場合、BさんとCさんはAさんから1000点ずつの収入を得ることができます。

 また、流局時に親が聴牌していた場合、もう一度親を継続して、再び同一局を開始することができます。
 仮にノー聴だった場合は、「東場は次局へ移行」「南場は同一局を再び始める」ことにしているルールが一般的です。

 さらに、流局時には場に「積み棒」という状態が付与されます。
 これは、次回の和了者の和了点にボーナスを加えるというルールで、一回流局した場合は「一本場」。二回した場合は「二本場」という風に、どんどんと積み重なっていき、一本ごとに1000点加算されるのが常例です。

 一方で、その局中に親が和了を達成した時、局を進行せず、再び同一局で親を継続することを、「連荘」と言います。(※「⑥親と子って?」参照)

 連荘時にも、流局時と同様に「積み棒」が加算され、次回和了者の和了にボーナスが与えられます。そして、親が二度、三度と連続して和了した場合、流局時と同様に、積み棒はどんどん増えていきます。

 積み棒が一本の状態を「一本場」、二本の状態を「二本場」、というように、「〇本場」と呼びます。
 例えば、半荘開始時に、最初の親が和了って連荘した場合、次に開始される局は、「東一局 一本場」となります。

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