三人打ちフリー雀荘のすゝめ
ふだんは友人たちとセット麻雀に明け暮れている、という人でも、
いざフリーを打ってみようというと、 敬遠しがちな人も多いことだろう。
その理由は、やはり知らない人と打つことに対する緊張が一番。
チョンボをしてしまったらどうしよう……怖そうな人と同卓したらどうしよう……。
しかし、そう恐縮するものでもない。
フリー雀荘の扉をはじめて叩く瞬間というのは、
誰しも一度は経験している、ちょっとした段差に過ぎないのだ。
セット麻雀で培った自分の腕前をすこし試してみよう、
くらいの気軽な気持ちで、フリー雀荘を訪ねてみればいい。
なんだったら、フリーに通いなれている友人に同伴を頼んでもいいし、
はじめて同士ふたり連れ添って、
メンバーに入ってもらってフリー麻雀というものを経験してみてもいい。
とにもかくにも、まずはフリー雀荘の扉を開くところから始めてみよう。
〇どのフリー雀荘が初心者におすすめ?
フリー業務を行っている店舗、というのは数多くある。
その中で、どのお店がいいのか。また、どんな店があるのか。
当記事では、特定の店舗名について書くことはあえて避けた上で、
お話ししていこうと思う。
①ふだんからセットで利用している雀荘
いつもセットで使っている雀荘ならば、
店内の雰囲気にも慣れ親しんでいる訳だから、そうそう気負うこともないだろう。
店員にも顔見知りがいるだろうし、
同卓者も、「いつも雀荘で見かけるおじさん」のことも多いだろう。
②大手チェーン雀荘
日本各地に店舗拡大しているチェーン店のフリーは、やはり手堅く無難だ。
従業員の接客や応対も、マニュアルで教育・管理されているし、
サービスも均一で外すことはない。
それに、わかりやすく看板を出していることも多いので、店舗を見つけることも容易だ。
③個人経営雀荘
三人打ちフリーを行っている雀荘のほとんどは、個人経営だ。
そのため、大きく宣伝広告を打つこともなく、
街角でひっそりと営業していることも少なくない。
こういう店に飛び込むのは勇気が必要だが、
チェーン店に比べてアットホームで、
ともすれば、オーナーや従業員と友人付き合いのような関係ができて、面白い。
〇フリー雀荘に行く上での注意事項
フリーとは、見知らぬ人同士が麻雀を打つ場である訳だから、やはりいろいろ注意していくべきことがある。 大きく三つ、下記のようなことに注意してほしい。
①マナー
当たり前のことではあるが、マナーは必ず守るべきだ。
先ヅモ、引きヅモしない、強打しない、発声は明瞭に。
セット麻雀ならば、なあなあで通用していることも、フリーとなると、事情が違う。
同卓者に不快感を与えるような行為は、厳しく慎むべきだ。
②ルール
四人打ちに比べて、三人打ちはローカルなハウスルールが多岐にわたる。
お店のホームページなどがあれば、そこに書かれていることもあるが、
実際に、店舗のルールブックなどを見なければ分からないことも多い。
いつも打っているセットのルールとは違うからと言って、
ルール違反をしないように注意しよう。
③ゲーム代
セット営業は、全自動雀卓と雀荘内のサービスを「一時間当たり」の料金で貸し付ける業務だが、
フリー営業は、一半荘ごとにゲーム代が発生する。
そしてその料金は、店舗やルールによってさまざまだ。
そして店舗とゲーム代によって、一回の半荘あたりに収支係数も違う、
ということも頭に入れておいてほしい。
収支係数は、ぜひともご自身の身の丈にあったものを選んでいただきたい。
〇まとめ
いつもはセットで麻雀を打っているが、
今日は面子が集まらない、でも麻雀が打ちたい、という時に、
フリー雀荘は非常にありがたい存在だ。
また、ふだんはネットで麻雀をしているが、実際に牌に触れてみたい!
というひとにも、フリー雀荘をオススメしたい。
実際に牌に触れて麻雀を打つことで、また別の楽しみもきっと見つかるはずだ。