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三人打ち麻雀、こんな時どうする? 「第九問 南一局 東家:22000点持ち」
- 2017/9/26
- 三人打麻雀どうする問題?
- 三麻, 戦術, 読み
三人打ち麻雀、こんな時どうする?
■問9
南一局 東家:22000点
南家:8000点 西家:75000点
場況:西家が役牌を仕掛けている状態の6巡目。
自分の手牌は、愚形役ナシ聴牌、ドラが4つ。ただし、一手替わりで好形役アリ聴牌になる。
- 好形になってからリーチ
- 好形になってからもヤミテン
- 聴牌即リーチ
せっかくの跳満聴牌だが、待ちは愚形……。
まだ巡目も早いし、いったんヤミテンにして、好形変化してからリーチをかけよう。
などというのは、三人打ちにおいては実にナンセンスな思考プロセスだ。
そもそも、親番において、待ちがカンチャンだろうとペンチャンだろうと、
よほどの理由がない限り、聴牌即リーを打たないのは、いわゆる「ヌルい麻雀」に違いない。
愚形をヤミテンしていて、たまたま都合よく好形変化したとしよう。
役アリだし、トップ目からのデバサイを期待……。
などというのは、1つ目の解答よりも、さらに「ヌルい麻雀」と言わざるをえないだろう。
理由としては、ひとつに、点棒を持っている西家よりも、南家の方が先であるということ。
そのせいで、見逃しが利きづらい。
もうひとつの理由は、好形になったのだから、それこそツモ和了を目指すべきで、
それならばヤミテンをしていることはただのディスアドバンテージでしかない。
この局面において、もはやトップを取ることは不可能といってもよい。
トップ目との彼我の点差は、53000点で、三倍満以上のツモ和了でようやくまくることができる。
ならば、次善策に切り替える必要がある。
つまり、南家をトバして、かつ原点である40000点を目指すことだ。
自身の点棒が22000点であるから、跳満をツモ和了れば、40000点になるし、
南家からのロン和了でも、トバしは獲れる。
リーチをかけて、西家から出たならむしろラッキーで、
53000点差が、最低でも29000点差に縮まり、
続く連荘した一本場では、跳満で逆転することができる。
また、西家が役牌を仕掛けている以上、もしかすると、満貫聴牌を入れている可能性がある。
南家がそれに放銃した場合、せっかくのトバしまで取られてしまうので、
さっさと先制リーチを打って、西家にはオリてもらおう。