三人打ち麻雀 何切る問題 第二問

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三人打ち麻雀 何切る問題 第②問(実践譜)

 ツモ

 出典:第5回鳳凰杯 Round1 15組1回戦
 局面:東三局 南家
 点棒状況:東家4000点 南家39000点 西家62000点
 場況:他家からは仕掛けもリーチもない。東家が直前に、を切っている。
 ドラ:

 ルール:鳳凰杯ルールに準拠

 点棒状況が大きく崩れた局面。
 トップには、倍満ツモでなんとか同点に並ぶことができるものの……。

 選択肢① 

 選択肢② 

 選択肢③ 

解答例

 ①打

 ⇒実践譜においても、打が選択されていたが、実際、聴牌までの牌効率としても、最も正しく、5種12牌の受け入れがある。
 また、かなり遠くに四暗刻が見えるものの、が既に1枚切れなのが少し悔しいところ。
 が、四暗刻を和了った暁には、東家をトバしつつ、西家もまくって逆転トップだ。
 とはいえ、本線は七対子ドラドラが精一杯といったところか。それでも、東家から出和了ができた場合、40000点越えのトバし2着で終了できる。

 

 ②打

 ⇒受け入れ枚数とはしては、3種7枚と、①にかなり劣ってしまうが、筒子の低め引きをケアしつつ、直引きの聴牌にも睨みを効かせられている。
 しかし、①とは違って、七対子の手組からは完全に外れてしまう。
 さらに、仮にこの手が門前聴牌したところで、リーチドラ1。こんな極まった状況下で、リーチをかけるかといえば微妙なところもである。

 

 ③打

 ⇒受け入れ枚数は②よりも少し多い、3種9牌。いわば、面子手を捨てて、完全に七対子に焦点を絞った打牌だ。
 それならば、面子手と七対子の両天秤である①よりも完全に劣っているように思えるが、
 七対子に固定することによって、他家のリーチが入った時に、柔軟な対応を取ることが可能だ。

 

TIPS 東をポンする? しない?

 選択肢①・②においては、打牌選択の後、次の自分のツモ番までに東が出た場合、ポンテンを取ることができる。
 
 ①ならば、打のシャンポン待ち。(出和了:2000点 ツモ和了:1000-2000)

 ②ならば、打のペンチャン待ち。(出和了:2000点 ツモ和了:1000-2000)

 ①に関しては、最高手四暗刻を狙っているのだから、1枚目の東のポンテンはナンセンスに違いないし、
 どちらにせよ、親に直撃したところでクビもトバしもないような低打点だ。

 いかに聴牌とはいえ、低打点・愚形では、親のリーチはもとより、子のリーチがかかった時にすら、
 押し返すのが苦しくなる。
 それなら、東は安全牌として抱えておいた方が、よほど戦略的だろう。

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